【ADV/汉化】天使ノ二挺拳銃-Angelos Armas-汉化硬盘版【天使ノ二挺拳銃中文化委员会】

ヴィム

この世界に生じたばかりの青年の姿をした天使。
人が死んだ後に残る「未練」を貫く、二挺拳銃を持つ。
初めは生まれた時に知識として与えられた「人の魂を撃ち抜く」という作業を淡々とこなしていたヴィムだったが、人の魂が放つ激しい情動に触れ、その生と死に興味を抱いていく。
やがてその興味は「人間」に対するものとなり、ふとしたきっかけで出会った女性、渡辺小巻との邂逅を重ねることで次第に強い感情へと変化していく。
人に関わり過ぎることは、死に引かれ自らの消滅にも繋がる恐れがある。果たして人間には、それだけの価値があるのか？プレイヤー次第で、その答えは変わってくるのかもしれない。

「人が、死ぬとな――その人の人生が見えるんだよ、俺たちには」

アンリ

可憐な少女の姿をした天使。
生じたばかりのヴィムと行動を共にする存在。
死んで未練を残す人間を、「不協和音の源」と嫌う。気が強く、自分の意見を曲げない強情っぱりな性格で、彼女の言うことを聞かず人間に惹かれていくヴィムとは衝突してばかりいる。

人に関わり過ぎることは、死に引かれ自らの消滅にも繋がることから、天使として人間との交わりを避ける感情は普通である。しかし、アンリの人に対する嫌悪の情はそれとはあきらかに一線を画している。
過去、彼女に何があったのか？アンリとの仲が進めば、彼女は貴方にだけ、それを語ってくれるかもしれない。

「だからあたしは人間を憎んだんだ。力いっぱい憎んだんだ」

渡部　小巻

大学で生物学を専攻し、「子どもが生まれない」 という原因不明の病について研究していた女性。
現在は父親の○○を受け寝たきりとなってしまった妹の入院費用を工面する為、アルバイトを掛け持ちして働いている。大学を休学した今も、研究は独力で続けている。

少し無鉄砲なところがあるが、明るく思いやりの深い女性で、どんな辛いことにも「負けてたまるか！」と立ち向かっていく気性の持ち主。また、複雑な家庭環境にありながら、それを感じさせない優しさを備える。
感受性の強さゆえか、天使を感じることができ、時に挫けそうになる彼女を見守り続けていたヴィムの存在に少しずつ気付いていく。 彼女を助け、支え続ける覚悟があるのならば、天使である主人公ヴィムにも、彼女と語り合える日が訪れるかもしれない。

「この手……あたし、この手、感じたことある……」

渡部　風子

ヤクザである実父からの○○が 原因で寝たきりになってしまった少女。
小巻とは腹違いの姉妹であり、姉からの献身的な看病を受けながら入院生活を続けている。そんな風子の意識は肉体を抜けて病院内を彷徨い、天使とも話をすることができる。

ヴィムに対して底抜けに明るく、年相応に口さがない風子。いつも自分を庇ってくれた姉、小巻にも多大な感謝と敬意を持っているが、時折垣間見せる投げやりな表情や言葉が、彼女の受けた傷の底知れぬ深さを感じさせる。
「私を殺して」人の死を処理する天使に、笑顔のままそう語りかける彼女。そんな風子に主人公はどんな回答を返すのだろうか。

「ねえ天使、あたしを殺してよ」

ペーター

古くに生じた天使。ヴィムやアンリにとって、 気さくで頼れるグループのリーダーのような存在。
多くの人の死を見届けてきた経験から、必要以上に人間に惹かれるヴィムに、危うさを感じている。

「俺の知る限り、未練を残さずに死んだ人間はひとりもいない。そう、ひとりも――だ」

ジェイ

支配基盤を着々と伸ばす安藤組組長の養子であり、組の若頭を務める青年。しかし、組の意向は無視して手下の新宮とビッグサムと共に好き勝手に行動をとっている。

組お抱えの殺し屋である渡部一斉に一方的な恨みを持っており、彼を陥れるため、溺愛している娘の小巻に車椅子姿で近づき、罠にはめようとする。その狡猾にして過剰な残虐行為は、ときに常軌を逸している。

「なんだったら、俺が飽きるまで遊んでやってもいいけどな」

渡部　一斉

小巻と風子の実父で腕利きの殺し屋。
現在は安藤組の組長に見込まれ、雇われている。
日本刀を持たせれば右に出る者がいないほどの達人。小巻の母親を深く愛していたが、十数年前に先立たれてしまった。その後、再婚して風子をもうけるものの彼女に対してはどうしても愛情が持てず、○○を繰り返していた。

「…………」